薬局・薬剤師のお仕事」カテゴリーアーカイブ

松原第7中学「お薬教育」

本日、松原市立第七中学校にて、白馬先生が三年生を対象に「お薬の正しい使い方」という題目で講演されました。
私たち実習生は、磯野先生に同行し、講演の見学とお手伝いに行ってきました。講演の内容は薬とは何かといったことから、薬を使う目的や種類、使い方の決まり、主作用・副作用についてなどでした。
白馬先生の講演は聞きやすく、内容が非常に理解しやすかったです。
白馬先生の講演の後、三年生の皆さんに講演の内容についてのクイズに答えてもらい、私たち実習生がその模範解答をそれぞれ説明しました。
三年生の皆さんは元気いっぱいで、自分は少し押され気味で緊張してしまいました。うまく回答できたのかは自分ではよくわかりませんでしたがとてもいい体験ができたと思います。

太田薬局実習生 吉井 淳優

生野高校での薬物乱用防止教育と環境衛生調査

私達、薬学部実習生は磯野先生に同行して生野高校へ行ってきました。
本日、生野高校は後期始業式の日でした。体育館には全校生徒1400人が集まっていました。
磯野先生は壇上に上がり、生徒達の前で薬物乱用についての講演をされました。
大麻や覚せい剤、コカインなど多くの違法薬物や最近話題となっている違法ドラッグについて
これらは一体どういうものなのか?使用してしまうとどうなってしまうのか?
と多くの人が疑問に思うところを解説されました。
講演はとても聞きやすく、生徒達にも分かりやすく話されていました。
私は人前で話すのが苦手なのでとても参考になりました。
講演の中で最も印象に残った内容は『違法薬物は自分の身体だけでなく人生そのものを破壊してしまう恐ろしいものだ』と言われていたところです。違法薬物の恐ろしさを未だに理解できていない多くの子供達を守るためには、まず生徒・児童の意識の改善が必要になります。
私も将来、学校薬剤師として働くことが出来るのであれば、磯野先生のように啓発運動に取り組んでいきたいと思いました。

講演が終わった後は学校内の環境衛生の検査として照度検査と水質検査を行いました。
照度検査では照度計を用いて、1年5組の教室と体育館の2ヶ所で室内の明るさを測定しました。
判定基準としては300Lx以上ということで全て測定してきたところは問題ない基準値でした。
しかし、数値としては500Lx以上が望ましいということで1年5組の教室の真ん中から後方辺りが
少し薄暗いと感じました。
水質検査ではpH・残留塩素測定器を用いて、ウォータークーラーとトイレ・食堂周辺の水道水を測定しました。
全てを測定した結果がpH値7.2、残留塩素濃度0.1~0.2mg/lということで問題ありませんでした。

学生、生徒、児童及び幼児並びに職員の健康保持増進を図るため、学校薬剤師は健康教育や環境衛生の維持に努めなくてはいけません。今回の実習は大学で習う授業とは違い、薬剤師の仕事として重要だと再認識出来ました。
イソノ薬局実習生 大西勇輝

第45回 日本薬剤師会学術大会

 

 

 

「未来を奏でる薬剤師響奏曲」~その職能は新たなステージへ~をメインテーマに掲げ、10月7、8日 静岡県浜松市で開催されました。

新東名高速道路の開通で、首都圏直結!と開会式では、勢いのある静岡県をアピールしていました。
名阪側に住む私には、ピンときませんが、三ヶ日JCTの渋滞には、十分あやかることができました!?

開会式では、SF作家の瀬名秀明氏による特別記念講演がありました。
宇宙、ニュートン力学といった目に見える「マクロワールド」と原子・分子といった目では見えない「ミクロワールド」の間にあるのが「ミドルワールド」
ミドルワールドは、薬学者の大好きなミトコンドリアが存在するような細胞レベルの世界で、それは、見えにくい、イメージしにくいところだそうです。
そのミドルワールドを研究していくのが「薬学」なのではないかと薬学博士である瀬名氏は我々の存在を位置付けていました。
細胞レベルに特化した薬学。それは、これからの人類の発展に寄与するに違いないと確信させるような講演でした。
SF作家としての活動、人間らしさとロボットなど内容は多岐にわたり、予定時間大幅超過とあいなりました。

19項目あるランチョンセミナーは、
ドライアイに苦しむ私を知ってか知らずか磯野会長は、参天製薬の「ドライアイ治療について」を選択。
2000万人の病、ドライアイに対して、磯野会長、芝池副会長とともに聴講してきました。
潤いを与えるヒアレイン、潤いを引き出すジグアス
そして、もう一つ、使いやすい容器の開発
そうです、一つの病に対しても、多角的な視点から患者のニーズに応えているのです。

ポスター発表は、350本もの演題があり、その会場は、たいへん多くの来場者で溢れ返っていました。
我らが芝池先生も発表。「電子薬歴導入による服薬指導への効果」
電子薬歴導入により、必要な情報を効率的に取り出し有効利用できるようになったとの発表内容です。
会場の様子、質問を受ける芝池先生、質問をする磯野先生をフォトアップ。

災害時医療と薬剤師という分科会では、東日本大震災の現場であえいでいる患者を救うために、医療の縦割り行政の指示を待つことなく、医療スタッフの平常時の横の垣根をとっぱらい、エキスパートの面々が現場に即応した判断で活動した様子が臨場感あふれる内容で紹介されました。
個人的興味として、今どきの電子薬歴やタブレットPCを活用する在宅業務、お薬手帳のスマホ版など見て回り、また、機器展示では、足揉みマッサージも利用。
会長、副会長の補佐役として参加しましたが、ほとんどお二人をほったらかしにし、興味の向くままにさまよっていました。

「学術大会」では、「学術」そのもの、そして「学術」をとりまく周りの世界も楽しめます。
来年は、大阪での開催です!
関係者、お友達などお誘い合わせの上、参加しましょう。

PS:開催の静岡県スタッフは、それはそれは忙しそうでした…

松原市薬剤師会理事 岡山純子

第18回南河内ブロック研修会

日時場所;平成24年5月20日(日) 9時~ 大阪大谷大学カトレアホール
開会挨拶;羽曳野支部 上田支部長、大谷大学薬学部 宮下薬学部長
講演1 「改正薬事法の遵守について」 藤井寺保健所生活衛生室薬事課 主査
講演2 「麻薬小売業者における麻薬の取り扱いについて」 〃 副主査
講演3 「改正薬事法について」 大阪府薬剤師会 伊藤理事
講演4 「診療報酬改定について」 大阪府薬剤師会 道明常務理事
講演5 「在宅医療地域連携セミナー」 大阪大谷大学薬学部 廣谷教授
閉会挨拶;藤井寺支部 福永支部長

本日、平成24年度大阪府薬剤師会南河内ブロック研修会を行いました。
平成21年6月に薬事法が改正されま、医薬品の区分、陳列方法、販売方法と販売者が変わりました。 さらに、薬局内掲示物と安全管理の規定・指針・業務の手順書の作成も必要になりました。本年5月末で3年目を向かえ、構造設備などの経過措置事項もなくなり完全実施となります。
藤井寺保健所生活衛生室薬事課より、改正薬事法と麻薬取り扱いについての説明がありました。
そして、本年4月より診療報酬も改定されており、Q&Aの説明も行われました。
最後に、大阪大谷大学廣谷教授より在宅医療について、ケアマネージャさんのお話と大学6回生の発表を交えての講義がありました。
研修会場は、薬事法改正完全実施を目前にして多くの参加者で埋め尽くされていました。
-松原支部 磯野-

第17回 南河内ブロック研修会

日時場所 平成24年3月4日 9:30~12:30  於;大阪大谷大学
開会挨拶 松原支部 宮谷忠行支部長
講演1 「薬学6年制の目標と可能性について」 大阪大谷大学薬学部 小川雅史教授
DVD上映 「在宅服薬支援マニュアルについて」 制作;日本薬剤師会
講演2 「診療報酬改定について」 大阪府薬剤師会 乾英夫副会長
閉会挨拶 羽曳野支部 西田弘支部長

大阪大谷大学A教室で、第17回大阪府薬剤師会南河内ブロック研修会が行われました。
平成24年3月3日・4日は、薬剤師国家試験実施日であり薬学6年制になって初回の試験です。
科目数増加に伴い問題数が345問に増加、合格基準正解率70%の必須問題もあります。
そして薬局薬剤師には、4月に診療報酬改定・6月に薬事法の完全施行が迫っています。
本日の南河内ブロック研修会のテーマは、薬学6年制教育、在宅服薬支援、診療報酬改定で、変化していく事項・これから取り組む事項・差し迫った事項や、薬局・薬剤師を取り巻く環境の変化を知り、それぞれに対応していく研修会となりました。 – 磯野 –

生野高校 平成23年度 学校保健委員会

★内容★
1: 健康な生活を送るために(薬物について)  学校薬剤師 磯野 元三 先生
2: 保健室からの報告                 養護教諭 細井 麻衣 先生
3: ドライマウス                     学校歯科医 柿野 雅一 先生
4: 文武両道を保つために              生徒保健委員会研究班
5: 質疑応答・意見交換
6: まとめと感想                   教頭 北 克則
7: 閉会の挨拶                    学校医 松本 泰仁 先生

今回参加させてもらった委員会は、参加人数が40人近くいらっしゃって学校関係者やPTAの方々がすごく意欲的な学校だなと感じました。生徒さんの発表も睡眠や食事についての細かいデータがまとめられており、高校生とは思えない程、しっかりと発表されていて感心しました。
また歯科医の柿野先生の「ドライマウス」についてのお話は、唾液の役割やドライマウスの原因など分かりやすくまとめてくださったほか、咀嚼力のチェックができるガムをいただきみなさんで判定をしたりと、とても充実した内容でした。
ちなみに咀嚼力のチェックの仕方というのはガムを約2分噛んで、ガムの色が赤いほど咀嚼力が高いというものでした。私は真っ赤とまではいきませんでしたが、くすんだピンクくらいだったので、ひとまず安心といった感じでした。

イソノ薬局 実習生  山内理津子