松原市薬剤師会研修会27-6

会員の皆さまへ
松原市薬剤師会研修会27-6 を行いました。
多くのご出席ありがとうございました。

日時:平成27年9月27日(日)10:00~12:00
場所:(新)松原市立保健センター 3階 保健相談室

  1. ジェネリック医薬品普及の現状と今後 -サンド株式会社
  2. ステロイド軟膏と眼軟膏の相違点について - オリーブ薬局 廣瀬先生
  3. 高次脳機能障害 - 芝池じゅんあい薬局 実習生 田中美代子
  4. その他 今日のJPALS

 

【今日のJPALS】

・サンド株式会社
19世紀中ごろに起源を持つ欧州の歴史あるブランド。
いくつかの変遷を経て、欧州では2003年にノバルティスグループのジェネリック医薬品事業部の新生ブランドとして復活。日本では2006年にサンド株式会社として生まれ変わる。

・オーソライズドジェネリック(AG)
日本の申請区分上、明確なAGの区分はありませんが、製薬業界では先発医薬品メーカーから特許権等の使用の許諾を得たジェネリック医薬品を総称して、AGと呼んでいます。
サンドのAGは、ノバルティスグループの一員であるノバルティスファーマ株式会社より特許権等の使用許諾を得ており、薬物動態が同じだけでなく、添加物・製造方法も同一のジェネリック医薬品です。
また、通常のジェネリック医薬品と同様に低薬価ですので、より一層患者様の医療費負担や医療経済への貢献が期待できます。

・「バイオシミラー(バイオ後続品)とジェネリック医薬品の違い」
バイオシミラーのパイオニアで世界一位のシェア
バイオ医薬品は化学合成医薬品と違い、分子量が大きく、複雑な形をしています。科学的手法で大量に生産することが困難で遺伝子組換え技術や発行技術を駆使して製造します。従って、バイオシミラー(バイオ後続品)はジェネリック医薬品と異なり、安全性と有効性を担保するために開発期間、開発経費に多大な投資を必要とします。また、市販後調査を実施する点においてもジェネリック医薬品と大きく異なります。