松原市薬剤師会研修会27-1

会員の皆さまへ
松原市薬剤師会研修会27-1 を行いました。
たくさんのご参加ありがとうございました。

日時:平成27年4月9日(日)20:30~22:00
場所:松原市立保健センター3階 保健相談室

  1. 尋常性ざ瘡治療剤 ベピオゲル2.5% について -マルホ株式会社
  2. 第100回薬剤師国家試験を振り返る - イソノ薬局 磯野一恵
  3. その他 今日のJPALS

今日のJPALS

ベピオゲル2.5%の特徴

  • 国内初の過酸化ベンゾイルを有効成分とする医療用の尋常性ざ瘡治療剤である。1日1回、洗顔後に適量を患部に塗布することにより、炎症性皮疹数、非炎症性の皮疹数を減少させる。
  • 尋常性ざ瘡の原因菌であるP.acnesなどに対して抗菌作用を示す(in vitro)
  • 角質細胞同士の結合を弛めて角層剥離を促し、毛漏斗部の閉塞を改善する(うさぎ)
  • 尋常性ざ瘡患者を対象としたプラセボ対照、ランダム化、二重盲検、並行群間比較、他施設共同の国内第Ⅱ/Ⅲ相臨床試験において、投与開始2週間後から炎症性皮疹数、非炎症性皮疹数が経時的に減少した。炎症性皮疹数の12週後の減少率は73.3%で、プラセボ群と比較して有意な差が認められた。
  • 尋常性ざ瘡患者を対象としたランダム化、非盲検、多施設共同の国内第Ⅲ相臨床試験において、炎症性皮疹数、非炎症性皮疹数は投与開始2週後から12週後まで経時的に減少し、その後も52週後まで減少を維持した。
  • 承認時までの臨床試験において、本剤を投与した435例中190例(43.7%)に副作用が認められた。主な副作用は、皮膚剥離、適用部位刺激感、適用部位紅斑、適用部位乾燥であった。