松原市薬剤師会研修会26-11

会員の皆さまへ
松原市薬剤師会研修会26-11 を行いました。
ご出席ありがとうございました。

日時:平成27年2月22日(日)10:00~12:00
場所:松原市立保健センター3階会議室

  1. タケキャブ(ボノプラザン)の特長 - 武田薬品工業
  2. 「未来を担う若手薬剤師フォーラム」参加報告 - 松本副会長、白馬副会長
  3. 平成27年度の学校薬剤師活動について - 白馬副会長
  4. 「調剤行為に起因する問題・事態が発生した際の対応マニュアル」 - 実習生 二川
  5. 医療安全にかかわる法的知識の基礎 - 松本副会長
  6. その他 今日のJPALS

今日のJPALS
タケキャブ錠 (ボノプラザンフマル酸塩錠)
; カリウムイオン競合型アシッドブロッカー (プロトンポンプインヒビター)
【胃酸分泌抑制の作用機序】
カリウムイオン競合型アシッドブロッカー(P-CAB)であるタケキャブは、プロトンポンプをカリウムイオン競合的に阻害し、胃酸分泌を抑制します。
・タケキャブのプロトンポンプ阻害作用は、酸による活性化を必要としません。
タケキャブは酸による活性化を必要とせず、カリウムイオンを競合的な様式でプロトンポンプを阻害し、胃酸分泌を抑制します。
・タケキャブは分泌細管に高濃度に集積し、長時間残存して酸分泌を抑制します。
タケキャブは塩基性が強く、また酸性下でも安定なため、分泌細管に高濃度に集積し、長時間残存します。この性質により、血中薬物濃度の低下後に、新たに分泌細管の膜上へ移動してきたプロトンポンプも阻害することができるため、速やかで優れた酸分泌抑制作用を示します。

【逆流性食道炎初期治療における臨床成績】
タケキャブは、逆流性食道炎初期治療において治療早期から高い治癒率を示し、タケプロン(ランソプラゾール)に対する日劣勢を示しました。
タケキャブは逆流性食道炎初期治療においてLA分類C/D患者でも高い治癒率を示しました。
タケキャブは、逆流性食道炎維持療法において高い再発抑制効果を示し、タケプロン(ランソプラゾール)に対する非劣性を示しました。
タケキャブは、逆流性食道炎維持療法においてLA分類C/D患者でも高い再発抑制効果を示しました。

【ヘリコバクター・ピロリ除菌療法における臨床成績】
タケキャブ/アモキシシリン/クラリスロマイシンの3剤併用療法は、高い1次除菌率を示しました。
タケキャブ/アモキシシリン/メトロニダゾールの3剤併用療法は、高い2次除菌率を示しました。