松原市薬剤師会研修会27-2

会員の皆さまへ
松原市薬剤師会研修会27-2 を行いました。
たくさんのご参加ありがとうございました。

日時:平成27年5月31日(日)10:00~12:00
場所:(新)松原市立保健センター 1階 講堂

  1. 関節リウマチ治療薬 オレンシア について - 小野薬品株式会社
  2. 薬物乱用防止教育 新DVD視聴 - 佐竹理事
  3. 認知症サポーターと新オレンジプラン -イソノ薬局実習生 松井君
  4. その他 今日のJPALS

◆関節リウマチ治療薬 T細胞選択的共刺激調整剤 オレンシア皮下注125mgシリンジ1ml (アバタセプト(遺伝子組換え))の特徴
1、抗原提示細胞とT細胞間の共刺激シグナルを阻害し、T細胞活性化を抑制します。
2、点滴静注、皮下注の2種類の製剤から、患者さんのライフスタイルに合わせて適切な剤形を選択できます。
3、長期間にわたり疾患活動性を抑制し、身体機能を改善します。
4、MTX併用または非併用にかかわらず、また予後不良因子をもつ患者さんにおいても高い有効性を示します。
5、安全性に関する豊富な臨床データを有しています(点滴静注)。

◆関節リウマチとは
・関節リウマチとはどんな病気
関節リウマチは、足や手、ひざやひじなどの関節が痛んだり、腫れたりする病気です。また、症状が進むと関節や骨が破壊されます。このため専門医による治療が必要です。
・関節リウマチは珍しい病気? お年寄りの病気?
日本では約70万人の関節リウマチの患者さんがいます。決して珍しい病気ではありません。また、関節リウマチはお年寄りの病気ではありません。30~50代で発症することが多く、働き盛りの方に発症する病気です。
・関節リウマチの症状
1、関節の腫れや痛み
関節リウマチの主な症状は、関節の痛みや腫れです。また、左手の関節が腫れたら右手の関節も腫れた、というように、左右の関節に症状が現れることがあります。
2、朝のこわばり
関節リウマチでは、朝起きた時、手を動かしにくい、足がうまく動かない、ということがよくあります。これは「朝のこわばり」と呼ばれる症状です。
3、疲れやすい / だるい
関節リウマチでは、疲れやすい、だるいといった体全体の症状がみられることがあります。
・関節リウマチはどうして起きるのか
体には、最近などから自分自身をまもる「免疫」という仕組みがあります。関節リウマチでは、免疫の仕組みが関節など、自分自身の体を攻撃してしまい、関節の痛みや腫れを引き起こします。
関節リウマチの原因ははっきりとはわかっていません。もともとの体質と、何らかのきっかけが重なって免疫の異常が起きるものと考えられています。そのようなきっかけとしては、感染症やけが、激しいストレス、出産、喫煙などがあげられています。なお、親から子、孫に遺伝することは少ないことがわかっています。

治療法
1、薬物療法
2、手術療法
3、リハビリテーション