薬局研修会6月

6月は、2つの研修会を実施した。

  • ファイザー製薬 高血圧症 MR 高木さん
  • サワイ製薬 ジェネリック医薬品とは MR 山縣さん
  • 医薬品卸スズケン 体調チェックフローチャート MS 井倉さん

いつもありがとうございます

今日のJPALS

【研修メモ】 なるほどよくわかる ジェネリック医薬品

◆ジェネリック医薬品を知ろう
ジェネリック医薬品は新薬と同じ有効成分で作られ、薬事法に基づくいろいろな厳しい基準や規制をクリアしたお薬。効き目や安全性が新薬と同じだと認められてから発売されます。開発にかかる期間が新薬と比べて短い分、費用が安くて済むため、価格を安くすることができます。

◆ジェネリック医薬品のイイところ
・患者さんのために
飲みやすいように、大きくて飲みづらい錠剤を小さくしたり、コーティングなどで苦みを少なくしたりしています
・未来のために
医療費は、皆さんが医療機関の窓口で支払う負担額の他に、「税金」や「健康保険料」でまかなわれています。ジェネリック医薬品を使うと、国の医療費の節減につながります。

◆処方してもらうには
・かかりつけの医師、薬剤師の先生にご相談ください
健康保険証や診察券、お薬手帳に「お願いシール」を貼ったり、自治体や健康保険組合からの配布も増えてきた「お願いカード」を提示してジェネリック医薬品を希望することをご相談ください。

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【研修メモ】 体調チェックフローチャート 排泄・睡眠

「尿の出具合はいかがですか?」
「便秘はしていませんか?」

・尿の排泄回数が多いと
⇒ 失禁の恐れ、閉じこもり、外出控え、夜間不眠
⇒ 体力、気力の低下 ⇒ 衰弱 ⇒ 介護度上昇

・便秘だと
⇒ 食欲不振、腹痛、むかつき
⇒ 体力、気力の低下 ⇒ 衰弱 ⇒介護度上昇

・薬の副作用が排泄に与える影響と種類
尿閉 おしっこの出が悪くなる 抗コリン作用薬(抗ヒスタミン剤、鎮痙剤など)
頻尿 おしっこの出が多くなる 利尿薬など
便秘 便通が悪くなる 抗コリン薬(抗ヒスタミン剤、鎮痙剤など)、鉄剤など
下痢 軟便、下痢になる 便秘薬の効きすぎ、抗生物質、鉄剤など

・頻尿や失禁のある方へのアプローチ
夜間頻尿の方は、不眠につながり疲れがたまりやすい。日中も活動低下傾向が強くなる。
日中頻尿の場合も。尿失禁を恐れて閉じこもりになる方もいる。
いずれにせよ、生活の質を上げるにはきちんとした専門職によるアプローチが必要。
薬剤師はつなぎ役として活躍できるはず。

蓄尿障害(我慢できないでもれる)
過活動膀胱(膀胱が勝手に収縮する);排尿筋過活動、排尿筋不安定、排尿筋過反射
膀胱弾力性の低下
膀胱容量の萎縮
不全(尿道がゆるい);尿道括約筋不全、尿道過活動

排出障害(出しきれないでもれる)
無収縮(膀胱が収縮していない)
排尿筋低活動
閉塞(尿道が開かない);前立腺肥大症

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