松原市薬剤師会研修会26-12

会員の皆さまへ
松原市薬剤師会研修会26-12 を行いました。
たくさんのご参加ありがとうございました。

日時:平成27年3月15日(日)10:00~12:30
場所:松原市立保健センター3階会議室

  1. 緑内障治療剤 グラナテック点眼液0.4%について - 興和創薬株式会社
  2. PharPlusではじめる在庫管理 - 株式会社ケーエスケー
  3. 医療安全の実践 - 株式会社ケーエスケー
  4. 点眼薬について - 天美薬局実習生 森田
  5. セルフメディケーション ~もっと薬局へ来てもらいましょう~ - 迫 副会長
  6. その他 今日のJPALS

※朝9時より平成27年総会を実施しました。ご出席ありがとうございました。

今日のJPALS
Rhoキナーゼ阻害薬 ‐ 緑内障・高眼圧症治療剤 –
グラナテック点眼液0.4%は、世界初のROCK阻害点眼剤です。
グラナテックは、
・既存の緑内障治療点眼薬と併用可能です
・単独および併用治療で、良好な眼圧降下を示します
・長期(52週)点眼において安定した眼圧降下を示します

グラナテックの作用機序
原発開放隅角緑内障おn眼圧上昇は、主に線維柱帯での房水流出抵抗の増大が原因であると考えられています。グラナテックは線維柱帯-シュレム管を介する主流出路からの房水流出を促進させ、眼圧を下降させます。

ROCK阻害薬の歴史
ROCK阻害薬はもともと高血圧症薬のスクリーニング過程で血管弛緩作用を有する化合物として発見されました。治療薬としては、くも膜下出血後の脳血管攣縮治療として1990年代に最初に承認され、眼科領域では緑内障治療点眼剤としての開発が進められました。現在もがんや循環器疾患などにおける新しい治療薬としての研究が進められています。